
サービスローンチ5周年!周年記念豆 第3弾が販売開始。

5th Anniversary Coffee
昨年5月、PostCoffeeの5周年を記念する特別なロットを求め、2度目となるエルサルバドルを訪れました。現地では、前回の周年記念でも大変ご好評いただいたレネ・アギラル氏のゲイシャ種をはじめ、個性溢れる作り手たちの選りすぐりのマイクロロットに出会うことができました。
「コーヒーは農作物。」その言葉通り、作り手ごとの情熱や収穫年ごとの味わいの違い、 新たなコーヒーとの出会いが私たちに感動を与えてくれます。この特別なロットを通じて、エルサルバドルの豊かなコーヒー文化の魅力を、そして5周年の感謝の気持ちを少しでもお届けできればと思っています。今回、 5周年を記念してエルサルバドルで買い付けた全4種類のロットを、3週にわたりリリースします。特別な一杯を、どうぞお楽しみに!

5th Anniversary El Salvador Tasting Set
周年企画第三弾は、エルサルバドルのスペシャルティコーヒーシーンを牽引するレジェンド生産者 ラウル・リベラさんのパカマラ種をプロセス違いで楽しめる限定セットをリリースします!
ラウルさんはエルサルバドルを代表する名農園「Finca SantaRosa」の農園主をはじめ、PostCoffeeでも毎年取り扱わせていただいている「アコパカ (ACOPACA生産者組合)」の代表も務めています。自分の農園以外にも小規模農家の支援など地域単位での発展を目指しており、地域のリーダーとしてチャラテナンゴ県のコーヒー産業を牽引しています。
今クロップでは「Finca Santa Rosa」のパカマラ種を精製方法違いで2種類ご用意しました!周年に相応しい贅沢なセットでエルサルバドルのコーヒーの魅力を存分に感じていただきたいと思います。

Story
Santa Rosa農園はエルサルバドルの最北西部、ホンジュラスとの国境に近いサン・イグナシオのすぐ近く、エルサルバドル最高峰のエル・ピタル山の斜面に位置しています。


過去にCup of Excellence 1位を3度受賞、そして2022年は2位になるなど数々の受賞歴があり、世界的に高い評価を受けている素晴らしい農園です。Finca Santa Rosaではシェードツリーの松の木の影響で農園内は冷涼な環境に保たれ、コーヒーチェリーがゆっくりと熟すための環境が整えられています。品種は基本的にはパカマラとゲイシャのみで、区画ごとに細かくロット管理を行うことで農園内での微妙な生育環境の違いを生かした多様なロットを作り出しています。

ここでのトラディショナルなウォッシュドは、コーヒーチェリーをパルピングをした後に発酵槽にてそのまま一晩発酵させます。通常は水に漬けたまま自然発酵させることが多いのですが、水を抜いた状態で発酵させることで味の抜けたフラットなコーヒーになるのを防ぎ、甘さや質感によりボリュームが出るそうです。その後、水洗工程を2回繰り返しミューシレージを取り除き、クリーンで透明感のあるウォッシュドコーヒーに仕上げます。
一方でハニープロセスは、パルピングをした後に、そのままミューシレージが付いた状態で乾燥工程に入ります。ロットごとに分けた乾燥棚は、上下3段に分かれており、トンボのようなもので丁寧に撹拌しながらスロードライングを行っております。


農園主のラウルさんはチャラテナンゴ生産者組合(ACOPACA)のリーダーも務めており、チャラテナンゴの素晴らしいコーヒーを輸出する仕事も担っています。自分の農園以外にも小規模農家の支援など地域単位での発展を目指しており、地域のリーダーとしてチャラテナンゴ県のコーヒー産業を牽引しています。
担当 三好のコメント
エルサルバドルのスペシャルティコーヒーシーンを牽引する、ラウル・リベラ氏のサンタロサ パカマラが待望のリリースです。
エルサルバドル渡航のアテンドをしてくださっているインポーターのCOYOTE 門川さんの恩師でもあるラウルさんは、エルサルバドルと日本のスペシャルティコーヒーの架け橋となるキーパーソンのひとりです。父は農業大学の教授、彼自身も中米の名門農業大学出身ということもあり、ロジカルかつ持続可能な形でコーヒー農業に従事しています。

COEで勝ちたいという一心でサンタロサでのスペシャルティコーヒーの生産をスタートしたラウルさんは、当時国内では一番品質がいいと評価されていたパカマラ種を全区画に植え、COE初出場の2011年にいきなり5位という好成績を納め、2014年には念願の初優勝を成し遂げました。
彼はコーヒーの国際資格である「Qグレーダー」も持っているため、自分たちのコーヒーに対する評価も世界基準に合わせて公平に行うことができます。よって生産においてもPDCAを最速で回しながら、クオリティの向上、マーケットの流れやトレンドに合わせた動きが可能です。

またラウルさんは “美味しいコーヒーをつくるためには、いい森をつくること。” と、リジェネラティブ(※)な農業を目指し、森を維持しながら自然の力でコーヒーを育てていくことが大切だと教えてくれました。今なお第一線に立ち農園の手入れや管理に注力するラウルさんは、今回の農園の視察中にも現地のマネージャーに対して細かいフィードバックを行うなど、徹底したこだわりが垣間見えました。森をつくるところから一杯のカップまで、一貫した品質管理と地道な努力、そしてコーヒーに対する情熱がこのコーヒーの美味しさに繋がっています。

※リジェネラティブ:自然環境をより良い状態に再生させることを目指す考え方。
▼PostCoffeeオンラインストアで販売中
https://postcoffee.co/products/5th_anniversary_santarosa
