
こんにちは!PostCoffee焙煎士のArisaです。
シングルオリジンやスペシャルティコーヒーなど、おしゃれなコーヒー屋さんに行くとよく耳にする言葉。普通のコーヒーとは何が違うのか?スペシャルティコーヒーについてフォーカスしてみます。
スペシャルティコーヒーとは?
スペシャルティコーヒーの定義
SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)によると
消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。
http://scaj.org/about/specialty-coffee
簡単にいうと飲んで美味しいコーヒーのことです。「From seed to cup」という定義があり、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底していることが必須です。
- 生産国→適正な栽培管理、収穫、生産処理、選別、品質管理が行われる。生豆に欠点豆の混入が非常に少ない。
- 輸送の過程→生豆が劣化しないよう適切な方法で保管、輸送。
- 焙煎の過程→劣化がなく、欠点豆の混入がない生豆を焙煎。
- 抽出→生産地の風味特性が表現されるカップである。
このような徹底された生産管理のもと作られたコーヒーを国際審査員がスコアシートに基づいてカッピングで評価し、80点以上の点数がついたコーヒーをスペシャルティコーヒーとよびます。
■Top of Top トップ・オブ・トップ
SCAJ、COEカップ評価 88点以上(COEトップ10以上のレベルです)
■Top Specialty Coffee トップ・スペシャルティコーヒー
SCAJ、COEカップ評価 85点以上(COE受賞レベルの商品です)
■Specialty Coffee スペシャルティコーヒー
SCAJ、COEカップ評価 80点以上(カップ評価項目において4項目以上が6点以上)
■Premium Coffee プレミアムコーヒー
SCAJ、COEカップ評価 76点以上(カップ評価項目において全項目が5点以上)
■Comercial Coffee コマーシャルコーヒー
SCAJ、COEカップ評価 76点未満https://www.specialty-coffee.jp/wp/about/coffee-pyramid
SCAJの7つのカップ評価基準

- カップ・クオリティのきれいさ
- 甘さ
- 酸味の特徴評価
- 口に含んだ質感
- 風味特性・風味のプロフィール
- 後味の印象度
- バランス
クリーンで甘さがあり、酸味特性、質感、特徴的な風味、アフターの心地よさ、全体のバランスの良さを兼ね備え、80点以上の点数をつけられたコーヒーがスペシャルティコーヒーと呼ばれます。
まとめ
スペシャルティコーヒーとは飲んで美味しいコーヒーのこと。明確な世界基準の定義はないものの、まとめると
- 徹底した生産管理のもとに作られるコーヒー
- スコアシートに基づくカッピングで80点以上の点数がついたコーヒー
のことを一般的にスペシャルティコーヒーと呼びます。
スペシャルティコーヒーという文字を見かけたら、普通のコーヒーと何が違うのか味わってみると面白い発見があるかもしれません。
