
コーヒーの魅力のひとつに浅煎りや深煎りといった焙煎度合いの違いによる味わいの変化がありますよね。なんとなく違うのはわかるけれど、具体的にどう違うかはよくわからない!というひとも多いはず。
今回はそんなあなたに、焙煎度合いの違いについてご紹介していきたいと思います。違いを知ってよりコーヒーの魅力に触れていきましょう!まずは簡単に、それぞれの特徴を上げてみました。
浅煎りと深煎りの特徴
浅煎り
・焙煎の時間が短い
・フルーティで華やか
・酸味が強い
・苦味が弱い
深煎り
・焙煎時間が長い
・チョコレートのような香ばしさがある
・酸味が弱い
・苦味が強い
特徴を挙げると、コーヒーは焙煎時間が長くなるにつれて、酸味成分が少なくなり、苦味成分が多くなることがわかります!また、香りもフルーティなものから、チョコレートのような香ばしいものに変化しています。

焙煎によってコーヒーチェリーを美味しいコーヒーへ
このことから、浅煎りのコーヒーによくある、フルーティな風味や酸味がとても豊かなコーヒーは、焙煎時間を短くして素材の味をしっかりとだしてあげることで、豆のポテンシャルを最大限に発揮させていることになります!
コーヒーの酸味はコーヒーチェリーと呼ばれる、さくらんぼのような果実の種子由来のものです。浅煎りのコーヒーは、そのフルーツの酸味や風味をしっかり引き出すような焙煎をしているということですね。
逆に、深煎りのコーヒーによくあるチョコレートやナッツのような風味を楽しむコーヒーは、焙煎の時間を長くすることで、酸味を丸くし落ち着いた苦味のある味わいに仕上げていることがわかります。
コーヒーの苦味は、キャラメルのように糖分が焦げることで生まれるものです。深煎りのように焙煎を長くするものは、じっくりとコーヒーの糖分を香ばしい苦味や甘さに変えていくような焙煎ということですね!
この他にも、浅煎りと深煎りの間の焙煎度合いを中煎りと呼んだりします。中煎りは酸味が苦味に変わるちょうど中間くらいの焙煎度合いで、風味・酸味・苦味のバランスが良く、甘さを感じやすい傾向にあります。バランスが良いコーヒーが好きな方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?
▼以上のことをまとめると
◎浅煎り
フルーティで酸味があり、焙煎時間が短い
◎深煎り
キャラメルのような苦みがあり、酸味が少なく、焙煎時間が長い
◎中煎り
風味、酸味、苦みのバランスがよい

その時の気分によって焙煎度合いの違うコーヒーを楽しんでみるのも、多種多様な味わいをもつコーヒーの魅力のひとつですよね。ちなみにわたしは、雨の日のようなしっとりとした日には、深煎りの落ち着いたコーヒーにお砂糖やミルクを入れてバターの香りがする焼き菓子と一緒に楽しんだり。気分転換をしたいときは、浅煎りでストロベリーのような果実感を楽しめるコーヒーをストレートで飲んでリフレッシュしています!
PostCoffeeでは無料でできるコーヒー診断で、浅煎りのものから深煎りのものまで約15万通りの組み合わせからあなたにぴったりの味わいのコーヒー3種類を選んでお送りいたします!ここまで読んでいただいたあなたも、ぜひ自分の好きな味わいを見つけてより素敵なコーヒーライフを楽しんでくださいね。
(Text:Kurota / Edit:Natsu)
※この記事はnoteに掲載した記事を再編集したものです。
