
「カスカラ」ってなに?特徴とおすすめの飲み方をご紹介

日本ではあまり馴染みがない「カスカラ」、皆さんは聞いたことがありますか?いま、アメリカや日本のスターバックスでカスカラを使ったアレンジドリンクが販売され、徐々に注目を集めています。
今月のおまけはそんな「カスカラ」を使ったティーバッグ。特徴とおすすめの楽しみ方をご紹介いたします。
「カスカラ」とは?
カスカラ(Cascara)はスペイン語で「皮・殻」を意味する言葉。コーヒーの原料となっているのはコーヒーノキの実(コーヒーチェリー)の種子ですが、残った果肉や皮の部分がカスカラの原料となってます。
コーヒー豆の精製過程で除去されたものを、乾燥させ、お茶のように煮出して飲むのが一般的。ブラジルやコロンビア、ボリビアといったコーヒー生産国で、古くから生産者に親しまれてきました。
カスカラティーは、自然な甘みと独特の酸味が特徴。ハイビスカスティーやローズヒップティーに似た味わいがあり、その華やかさによってコーヒーはフルーツなのだと感じさせてくれます。
基本のレシピ
まずはそのまま、ストレートで
ー ホットカスカラティー
〈準備するもの〉
・カスカラティーバッグ
・お湯
・マグカップ
1)紅茶と同じ要領で、温めたカップに熱湯150mlとティーバッグを入れるだけ。
2)受け皿などでフタをして3~5分蒸らせば完成です!

工夫で楽しめるアレンジレシピ
ひと手間加えて違った風味を楽しみたい方はこちら。
ー 水出しアイスカスカラティー
1)ピッチャーやコーヒーサーバーに浄水250mlとティーバッグを入れる
2)冷蔵庫で12時間冷やせば完成!
ホットよりフルーティーさが引き立ち、暑い日にさっぱりと楽しめます。
ー カスカラティーラテ
1)沸騰したお湯50mlにティーバッグを入れ、しっかりと抽出する
2)温めた牛乳180ml を注ぎ、お好みではちみつを入れて完成
コーヒーと違ってカフェイン含有量の少ないカスカラならではの、夜におすすめのホットドリンクです。
ー BISSAP (ビサップ)風アイスティー
西アフリカ・セネガルのポピュラーなドリンク、BISSAP(ビサップ)を生姜を効かせて夏向けにアレンジ。
1)小鍋に水200mlとティーバッグ・ジンジャースライス 3枚・フレッシュミント 数枚、お好みでシナモンスティックを入れる。
2)そこに砂糖5gを入れて、中火で5~7分煮込む。
3)少し冷ましてから、たっぷりの氷が入ったグラスに注いで完成!

カスカラはスーパーフードとしても注目されるほど栄養素を含んでおり、特にコーヒーの代表的な栄養素であるポリフェノールが豊富です。また、これまでコーヒー生産過程で生まれるゴミとなっていた果肉や皮が原料となるため、環境問題においても注目されています。まだあまり馴染みのないカスカラですが、気軽に飲めるカスカラティーでお試しください!
(Text:Emiri / Edit:Natsu)
