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コーヒーを身近なアルコールに例えて、味わいの違いを感じよう。

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2021/09/06

コーヒーとアルコール、似ているな?と思ったことはありませんか。

少し高めのワインやクラフトビールのように、コーヒーの品種や精製方法は、最終的なコーヒーの味わいに大きく影響します。フルーティーなもの、チョコレートっぽい味わいのもの、酸味のあるものや苦味のつよいものなど、生産地やローストによってコーヒーの味わいは変化します。

コーヒーは苦味があるのが当たり前?酸っぱいのが一般的?なぜ、コーヒーによって味わいや感じ方が大きく違うのでしょうか?

ワインとコーヒーを比較してみよう

コーヒーを学んでみたい!と思ったら、まず知っているものと比較してみるのが早いです。コーヒーの酸味や苦味をすでに知っているものと比較して味わいの違いを感じてみてはどうでしょう?

PostCoffeeの焙煎士Paulineの出身地、フランスのボルドーはワインの町です。Paulineがボルドーで訪れたコーヒーショップには、ワインとコーヒーを比較した説明がのっているフライヤーが置いてありました。

フランス人にとって身近なワイン。ワインはフランス人にとって国民的な飲料で、どこでも購入することが出来ます。食事をしながら飲むことが多く、ワインにはどんな種類があるのか、何に合うのか、種類ごとの違いや、なぜ様々な味わいがあるのか、などを家族から教えてもらいます。

国民的な飲み物だからこそ、家族での食事、友人との誕生日、家で一人でテレビを見ながら……などシチュエーションによって、幅広い価格帯の中から選ぶことができます。

コーヒーの価格もまた、ワインに例えて考えると分かりやすいです。スーパーで販売しているプラスチックボトルに入ったワインはインスタントコーヒー、お城で作られているような高級ワインはスペシャルティコーヒーに例えることが出来ます。

そして、味の違いは、赤ワインは深煎りのコーヒーに、白ワインは浅煎りのコーヒーに例えることができます。例えば、インドネシアの深煎りのコーヒーは、ボディ感がしっかりしていて、スパイスの香りがするため、シラー(※1)のような雰囲気。エチオピアの浅煎りのコーヒーは酸味があって、柑橘系の香りがするため、ソーヴィニョンブラン(※2)のような印象を受けます。

※1:シラーは、フルーティさとタンニンのバランスが良い赤ワインです。スパイシーでパンチのあるワイン。
※2:柑橘類のような爽やかな酸味とほろ苦い味わいを持つ白ワインです。

ビールに例えるなら?

フランスではワインが国民的お酒なのに対して、日本では飲みの席の1杯目は必ずビール!というほど、ビールが身近で一般的です。ビールにコーヒーを例えることで、コーヒーの理解につながるのでは?と考え、ビールとコーヒーを比較してみることにしました。

ギネスとタンザニアのコーヒー

ダークなカラーに、クリーミーで滑らかな泡が特徴的なアイルランド生まれのビール「ギネス」。味わいは香ばしく、コーヒーに近い甘さと苦さのバランスがいいビールです。このビールに近いのが、タンザニアのコーヒーです。ビター感がありながらも、クッキーなどのような麦を使ったお菓子みたいな香ばしさも◎

スタウトとグアテマラのコーヒー

スタウトはナッツ感とチョコレートのような香りが特徴的です。イギリス発祥の黒ビールで、実はスタウトの中にもさらに細かい分類があると言われています。気になる方は、調べてみてくださいね。このビールと近いコーヒーは、グアテマラのコーヒーです。こちらのコーヒーもカカオやキャラメルのような甘さを持つため、スタウトと似た印象を与えます。PostCoffeeで販売中のものだと、GUA-0906のコーヒーがわかりやすいですよ。

ヘイズとエチオピアのコーヒー

ヘイズは、たくさんのホップを使ったビールのスタイルIPAの一つです。ヘイジー(Hazy)とも呼ばれ、トロピカルな香りと味わいが特徴的なビールです。色合いもフルーツジュースのような明るい色をしています。フルーティなこのビールに近いのは、エチオピアのコーヒーです。フルーツの心地よい酸味や甘みを感じられるコーヒーです。PostCoffeeで扱っているものだと、ETH-0612が近いイメージです。

クアーズとコロンビアのコーヒー

アメリカ生まれの白ビールです。現在、日本で飲むことができるクアーズビールは少なくなってしまっているのですが、国際的にも人気のビールです。苦味や重さを抑えたライトな飲み口が特徴的なビールと言えるでしょう。このビールに近いのはコロンビアのコーヒー。爽やかでスパイシーなコロンビアのコーヒーは、白ビールと近い印象を与えてくれます。おやすみの日の昼間にもおすすめ。

身近な飲み物に例えると分かりやすい!

いかがでしたでしょうか。コーヒーの味の表現は、いざ言葉にしようと思うとなかなか難しいですよね。でも、ワインやビールといった身近なお酒に立ててみると少し味のイメージがしやすいのではないでしょうか。コーヒーもお酒も苦味やコク、酸味や香ばしさなど、共通した風味や味わいをもつ部分があります。ぜひ、コーヒー選びの参考にしてみてくださいね。

(Text:Pauline・Arisa / Edit:Natsu)

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