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暮らしのなかに「心地よさ」を生むコーヒーと空間作り 宮城いくえさんインタビュー

あなたにとってコーヒーはどんな存在?ときには仕事や勉強の頼もしい相棒として、ときにはゆったりと心を休めるリラックスタイムのお供に。多くの人にとって身近な飲み物であるコーヒーは、楽しみ方も人それぞれ。今回は、インテリアコーディネーター、フォトグラファーなど幅広い活動をされており、PostCoffeeユーザーでもある宮城いくえさんのコーヒーライフにお邪魔しました。

「わたしの実家は、幼い頃から割とコーヒーを飲む家だったんです。当時、両親は普段はインスタントコーヒーで、少し時間のある時には落ち着いてハンドドリップでコーヒーを楽しんでいました。ハンドドリップコーヒーは少しグレードアップした特別なコーヒーという印象でした」

宮城さんにとってコーヒーは子どもの頃からの身近な存在だったようだ。今回、撮影に伺った宮城さんの自宅にも、ふわりとコーヒーのいい香りが漂う。今も、毎日コーヒーを飲んでいるという宮城さんだが、どのようにコーヒーを楽しんでいるのだろうか。

「大人になった今は、毎日少しだけ贅沢をしたいなという気持ちでドリップコーヒーを飲んでいます。といっても、基本的に面倒くさがりなので、コーヒーメーカーにお任せです(笑)。わたしが使っているコーヒーマシンは、豆を挽くところからやってくれるので、マシンを動かし始めると部屋中に香りが広がります。いい香りを楽しみながら、朝の1杯やおやつと一緒にリラックスタイムを楽しんでいます」

1日に2〜3杯のコーヒーを飲むという宮城さん。PostCoffeeのローンチ直後からのユーザーでもある。長年、お店や自宅でさまざまなコーヒーを味わってきたが、PostCoffeeを始めてから、コーヒー選びにある変化があったという。

「今までは、コーヒー屋さんに行ったらとりあえず『ブレンドで』と言っていました。よく分からなくても、そのお店のブレンドだったら間違い無いだろうと思って。それが今は、今日はブラジルにしようかな、コスタリカにしようかなというように豆の指定ができるようになったんです。コーヒーって身近で、入り口の広い飲み物の割に、奥行きがあって深い飲み物ですよね。知りたいと思ったらどこまででも勉強できるし、自分で楽しみ方の深さを調整できる。そんなところが魅力だなと思います」

そんな宮城さんのSNSを覗くと、美味しそうなコーヒーの画像や、暖かみがありながらもスタイリッシュにまとめられたインテリアの画像など、思わず見入ってしまう写真がたくさん現れる。多彩な活躍を見せる宮城さんにお仕事についても伺ってみた。

「今は、フリーランスでインテリアコーディネーター・フォトグラファー・ライターなどの仕事をしています。どの仕事も、趣味や好きなことの延長なんです。例えば、写真は、前に勤めていた会社でたまたま借りた一眼レフカメラで写真を撮ってみたら楽しくて、その年のボーナスで自分のカメラを買いました。初めて触った一眼レフカメラからあっという間にハマってしまいましたね。

仕事に関してはあまり明確にビジョンを立てず、頼まれたものややってみたいことはなんでもチャレンジしてきました。「できますか?」と言われたら、「やったことないけど、なんとかできそうな気がします」というような調子で(笑)。色々な仕事をしているので、朝起きたらコーヒーと一緒にご飯を食べて、10時くらいから作業を始めて、日のあるうちに写真を撮る、そして夕方の納品に向けて作業を続けるような毎日です」

アクティブに、そして忙しそうな生活を送っているように見える宮城さんだが、そんな毎日だからこそ、日々の暮らしで大切にしているテーマがある。それが、「心地よく暮らす」ことだ。

「『心地よく暮らす』ことを毎日のテーマにしています。心地よい暮らしのためには何ができるのか、自分は何を選択するのか。何をするにも、見栄えはかっこいいけれど使い心地はどうなのか、これをしている自分は心地よく過ごせているのかなどを意識して生活しています。その中でも、職業柄もあるかもしれませんが、空間や場所は大切にしています。おうちの中でレイアウトを決める時にも、ここは休む場所、ここは仕事の場所と用途を分けることで心地よい空間ができると思います。コロナ禍で家での仕事に悩んだ人も多いかもしれませんが、それはその人の生産性が低いわけではなく、部屋が仕事を心地よくできるための空間になっていないからなんじゃないかなと思ったりもしました。部屋の他にも、コーヒーはもちろん食べ物なども、『心地よさ』を意識してリラックスできるようにしています」

そんな宮城さんは、私たちを心地よい暮らしへと誘ってくれるような、ライフスタイルメディア「nice and warm」も運営されている。忙しい毎日の中にほっとできる瞬間をくれる記事の数々。今後は同メディアの運営にもより力を入れていきたいと語ってくれた。

「『nice and warm』はドアを開けた瞬間に「なんかここいい感じだね」「居心地良さそう」そんな意味を込めて、名付けました。私以外にも何人か ライターさんにご参加いただいていて、一つ一つの記事を丁寧に作って、手触りのよいメディアにして行けたらいいなと思っています」

慌ただしい日々の中で生きる私たちだからこそ、少しでもほっとできる瞬間や空間を意識的に作り出すことが大切なのかもしれない。暖かい1杯のコーヒーに、肩の力を抜いて過ごすことのできる部屋。頑張りすぎたときは、「心地よく暮らす」ことを思い出して見るのはいかがだろうか。

宮城いくえ

フリーランスインテリアコーディネーター/フォトグラファー/ライター。「心地よく暮らす」をテーマにインテリアの情報を発信中。家具・家電からおやつやコーヒーまであらゆるサブスクを利用しながら生活。ライフスタイルメディアメディア「nice and warm」を運営。
Twitter / nice and warm 

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Designer | Web / Graphic / Movieなどクリエイティブデザインに関わることをやっています。 趣味が高じてアウトドアファッションのWebメディア運営やコワーキングコーヒースタンドMAKERS COFFEEの運営もしていました。 ストリートカルチャー、アメリカ西海岸の雰囲気が好き。