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メルボルンのコーヒー文化とは?世界的なカフェの街で生まれたスペシャルティコーヒー

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2026/08/10

オーストラリア・メルボルンと聞いて、コーヒーやカフェを思い浮かべる人は少なくありません。

街を歩けば、路地裏の小さなカフェからマーケットに併設されたコーヒースタンドまで、さまざまな場所でコーヒーを楽しむ人の姿があります。メルボルンでは、コーヒーは特別な日に味わうものというより、日々の暮らしの中に自然にあるもの。そんな文化が、現在のスペシャルティコーヒーシーンにもつながっています。

では、なぜメルボルンは「コーヒーの街」と呼ばれるようになったのでしょうか。

メルボルンはなぜ「コーヒーの街」になった?

実は、メルボルンのコーヒー文化には長い歴史があります。

1830年代には、アルコールの代わりとなる場所として「Coffee Palace」と呼ばれるコーヒーハウスが登場。街角には、働く人たちに軽食やコーヒーを提供するコーヒースタンドも存在していました。

その後、メルボルンのカフェ文化を大きく変えたのが、第二次世界大戦後のヨーロッパからの移民です。特にイタリアから移住した人々によってエスプレッソを中心としたコーヒー文化が広がり、1950年代以降、メルボルンの街にはイタリアンスタイルのカフェやエスプレッソバーが増えていきました。

現在もイタリア系のカフェ文化を感じられる場所のひとつが、CarltonのLygon Streetです。1950年代にイタリアから移住してきた人々によって多くの飲食店が生まれ、現在ではメルボルンを代表するカフェストリートのひとつとして知られています。

こうして、コーヒーはメルボルンの街に少しずつ根付き、日常の風景になっていきました。

「おいしいコーヒー」から「どんなコーヒーなのか」へ

そして、メルボルンのコーヒーシーンは、エスプレッソ文化だけにとどまりません。

ロースターやバリスタたちは、豆の産地や品種、精製方法、焙煎、抽出方法など、コーヒーそのものの品質にも目を向けるようになりました。

2000年代以降には、シングルオリジンやスペシャルティコーヒーへの関心も高まり、コーヒーを「どこから来たものなのか」「誰がつくったものなのか」という視点から楽しむ文化が広がっていきます。

メルボルンのコーヒー文化は、昔ながらのエスプレッソを楽しむ文化と、新しいスペシャルティコーヒーの考え方が重なりながら発展してきたともいえるでしょう。

そんな街の変化を語るうえで、ひとつの象徴的な存在がMarket Lane Coffeeです。

メルボルンの街から生まれたMarket Lane Coffee

2009年、Fleur StuddとJason Scheltusによって設立されたMarket Lane Coffeeは、メルボルン生まれのスペシャルティコーヒーロースターです。

最初の店舗とロースタリーがオープンした場所は、メルボルン南東部にあるPrahran Market

新鮮で質の高い食品を求める人々が集まるこのマーケットに、Market Laneは小さな5kgのProbatロースターを設置し、コーヒーを焙煎していました。

創業当時、メルボルンでは高品質でトレーサブルなコーヒーを手に入れることが、今ほど当たり前ではありませんでした。

そこでMarket Laneが目指したのは、ただ「おいしいコーヒー」を提供することではなく、コーヒーそのものへの理解や興味を広げること。

どこでつくられたコーヒーなのか。

どんな生産者が育てたのか。

その豆にはどんな個性があるのか。

そうした情報まで含めてコーヒーを伝えることで、スペシャルティコーヒーをもっと身近なものにしようとしました。

Market Lane Coffeeが大切にする「一杯の背景」

Market Laneの特徴は、コーヒーの品質だけではありません。

創業以来、品質、透明性、サステナビリティ、コミュニティを大切な価値として掲げ、生産者との長期的な関係づくりにも取り組んでいます。

実際に、2009年の創業以来、同じ生産者と継続的に取引しているケースもあり、コーヒー豆を単なる「商品」としてではなく、その背景にある人々や土地とともに伝えることを重視しています。

現在はBrunswick Eastにロースタリーと本社を構え、45kgのProbatでコーヒーを焙煎。メルボルン各地にも店舗を展開しています。

一方で、そのスタイルは創業当時から大きく変わっていません。

小さなロースタリーから始まり、地域の人々とコーヒーを楽しみながら、少しずつその輪を広げていく。

そこには、メルボルンのコーヒー文化そのものに通じるものがあります。

メルボルンから、日本へ

イタリアから伝わったエスプレッソ文化。

街に根付いていったローカルカフェ。

そして、生産地や品質まで考えるスペシャルティコーヒー。

メルボルンのコーヒー文化は、こうしたさまざまな要素が重なりながら、現在の姿へと進化してきました。

Market Lane Coffeeもまた、その文化の中で生まれ、メルボルンの人々の日常にコーヒーを届けながら成長してきたロースターのひとつです。

遠く離れたメルボルンの街で、毎日のように飲まれている一杯。

その背景にある街の空気や、生産者、ロースターの仕事まで想像しながら飲んでみると、いつものコーヒーも少し違って感じられるかもしれません。

CFFBNSでは、そんな世界各地のコーヒー文化とともに、現地で愛されているロースターのコーヒーを日本へ届けています。

今回は、メルボルンの街からMarket Lane Coffeeのコーヒーをお届けします。


世界中のロースターとコーヒーカルチャーを紹介するCFFBNSでは、現在取り扱い中の海外ロースターのラインナップを随時更新しています。ぜひ下記リンクよりご覧ください。

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PostCoffee / プロダクトプランナー・ コーヒーの世界をひらき、誰もが良いコーヒーに出会い、淹れる楽しさを感じられる環境をつくっていきたい。 CFFBNSではキュレーターとして海外ロースターを紹介。

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